集客がうまくいかない放デイ事業所の特徴とは?


放課後等デイサービスの集客がうまくいかない背景には、いくつか共通する課題があります。ここでは、よく見られる5つの特徴と、それぞれの改善のポイントをご紹介します。

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① 人員配置が実態に合っていない

資格者を配置していても、実際には現場に入っていないケースが見られます。
また、現場で子どもと関わる職員が経験の浅いパートスタッフのみの場合、支援のばらつきが生じやすくなります。

【改善策】
・経験のある人材を現場の中心に配置する
・ケース会議で支援の方向性を共有する
・書類業務の負担をICT活用で軽減する

② 保護者への報告・連絡・相談ができていない

日々の報告が曖昧だったり、連絡が形式的になってしまっていると、保護者に不安が残ります。
忙しさを理由に保護者対応を後回しにすると、信頼関係が崩れる原因にもなります。

【改善策】
・写真とコメントで「今日の小さなできた」を伝える
・お迎え時のひと声や月1回の面談を大切にする
・日々の積み重ねで信頼を築く

③ 事業所の強みが明確に伝わっていない

「楽しく遊びながら学ぶ」といった抽象的な表現だけでは、他の事業所との差別化が難しくなります。
どんな子どもに、どんな支援を、どんな目的で行っているのかを具体的に言葉にすることが大切です。

【改善策】
・支援の対象・方法・目的を明確に言語化する
・ホームページ・パンフレット・SNSなど、すべてのツールで一貫した発信を行う

④ 初回対応・見学時の印象で損をしている

電話がつながりにくい、担当者が不在、説明が曖昧といった初期対応の不備は、保護者に不信感を与えやすい部分です。
最初の印象がその後の信頼関係を左右するため、初回対応の体制づくりは非常に重要です。

【改善策】
・初回見学には信頼できる職員を必ず対応に入れる
・よくある質問と回答をスタッフ間で共有する
・その場で「このお子さんにはこういう支援が合いそうですね」と具体的に伝える

⑤ 職員の雰囲気や子どもとの関係性が良くない

職員同士の会話が少なく、事務的な対応が目立つと、保護者は子どもとの関係性に不安を感じやすくなります。
支援の質を上げるためには、職員間のコミュニケーションとチームの雰囲気づくりも欠かせません。

【改善策】
・ミーティングで「良かった支援」や「子どもの変化」を共有する
・外から見られている意識を持ち、職員同士が安心して働ける環境を整える
・子どもと「喜びを共有する瞬間」を意識的に増やす

まとめ

集客がうまくいかない背景には、支援の質とその伝え方が深く関係しています。
広告やチラシを工夫する前に、まずは日々の支援を丁寧に積み重ね、それを保護者にしっかり伝えていくことが大切です。
小さな信頼の積み重ねが口コミにつながり、最終的には安定した集客へと結びついていきます。

出典:
【放課後デイ】集客がうまくいかない放デイ事業所の特徴
https://www.youtube.com/watch?v=qW7XLZiHoro

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