コラム
2025.08.07
【放デイ職員向け】保護者の満足度UP!安心感を届けるための2つの工夫
【Youtube動画はこちら】
「保護者とのやりとりに不安がある」「もっと信頼してもらえる関係を築きたい」
放課後等デイサービスの現場で、そんな声をよく耳にします。日々の支援に追われる中、家庭との連携まで意識するのは簡単ではありません。
しかし、保護者に安心していただくことは、継続的な利用や支援の質を高めるためにも欠かせない視点です。
本記事では、保護者の信頼を得るために、現場で実践されている2つの具体的な方法をご紹介します。
目次
なぜ「保護者対応」が放デイ運営で重要なのか?
現場で「保護者対応」に悩む放デイ職員は少なくありません。
保護者に安心していただくことは、単なる好印象づくりではなく、次の要素に直結します。
- 支援の継続と質の向上
- 利用の継続率アップによる業務効率化
- 口コミや紹介を通じた新規利用者獲得
このように、保護者が安心できる環境をつくることは、放デイ事業所の安定運営の基盤そのものです。
保護者の安心感をつくる2つの取り組み
①定期的な「1対1面談」で信頼基盤を築く
毎月1回の定例面談を設ける理由
- 成長・活動の振り返りと課題の共有:お子さんの最近の変化や目標を保護者と確認し、支援計画を調整
- 家庭情報の活用:家庭内での様子や課題を共有して支援に反映
- スタッフでの情報共有:面談内容をチームで共有することで支援に一貫性と深みが加わり、信頼につながります
実践してみると、「子どものことをきちんと理解してくれている」とご家族からの評価が高まり、安心感と満足度の向上に直結します。
②毎日・タイムリーな「成長&利用記録」で安心を提供
活動の中で見られた小さな変化や成長を、丁寧な言葉で保護者に伝えることは、大きな安心材料になります。
その子らしい頑張りを具体的に報告することで、「うちの子をしっかり見てもらえている」と感じてもらいやすくなります。
連絡帳やLINE、アプリなど、情報共有の方法はさまざまですが、ポイントは「タイムリーに」「具体的に」「ポジティブに」伝えることです。
成功体験だけでなく、小さな変化も具体的に記録し、失敗したことについても「やりきった姿勢」や「改善の方向性」として前向きに共有することが大切です。
継続利用・紹介獲得につながる信頼の築き方
利用率の向上
継続利用率の向上には、面談や日々の報告を通じて支援内容への理解と安心感を深めることが重要です。
これにより、ご家庭の「利用日を優先したい」という意欲が高まり、さらに活動の成果が実感しやすくなることで、お子さんの自信や意欲も自然と強化されます。
口コミ・紹介の拡大
信頼を得た保護者からの紹介が増えることで、自然と新規利用者数が増加します。
ただし、期待以上の支援や情報共有がなければ、口コミは広がりません。
面談・共有を通じて、こまやかな対応と成果の報告を続けることが鍵になります。
まとめ:信頼づくりは「特別なこと」より「日々の丁寧さ」
保護者に安心感を届けるために、特別なイベントや豪華な資料は必要ありません。
・日常の中で、定期的に話す場を持つこと
・その子の成長や頑張りを言葉にして伝えること
この2つを丁寧に積み重ねることで、自然と信頼関係は築かれていきます。
「安心して預けられる場所だ」と思ってもらえる関係性を、一緒に育てていきましょう。
出典:
【放デイ職員向け】サービス満足度が上がる!保護者に安心してもらえるコツを特別公開
https://www.youtube.com/watch?v=1Bs0M_o8n4s