コラム
2025.07.25
【放課後等デイサービスの実地指導とは?】よくある指摘と対応ポイントを解説
【YouTube動画はこちら】
「突然、実地指導の通知が届いた…」
そんな経験はありませんか?放課後等デイサービスを運営していると、定期的に実地指導(運営指導)が行われます。
本記事では、よくある指摘の内容と、事前に準備しておきたいポイントをわかりやすく解説します。
目次
実地指導で指摘されやすいのは主に2つ
実地指導では、次の2つの観点から多くの事業所が指摘を受けています。
1.書類や記録の不備
2.人員配置や体制に関するミス
いずれも「うっかりミス」がきっかけで指摘されることが少なくありません。
書類や記録の不備はなぜ起きる?
必要な書類は用意していても、
「日付が抜けていた」「更新がされていなかった」などの理由で指摘されることがあります。
現場では、次のような点に注意が必要です。
- 個別支援計画が更新されていない
- 加算取得に必要な同意書の欠落
- 重要事項説明書が最新版になっていない
「あるけど不十分」な状態は、制度上“ない”と判断されることもあるため注意が必要です。
配置や人員体制に関する指摘も多い
支援時間中の人員体制についても、実際の勤務実態と書類の整合性がチェックされます。
実地指導では、こうした点がよく確認されます。
- タイムカードの記録漏れ
- 配置職員の常勤・専従の基準を満たしていない
- 資格証の保管や提示がされていない
「配置していたつもり」では通らないのが実地指導の厳しさです。
加算に関する誤請求にも注意
取得している加算についても、算定要件を満たしているかが細かくチェックされます。
- 体制加算の対象職員が登録されていない
- 研修記録が不十分
- 業務継続計画(BCP)の整備が未完了
算定している=運用している、が前提です。
実地指導は、突然来るの?
実地指導は、基本的には事前通知があります。
ただし、悪質な疑いがある場合は“抜き打ち”で実施されることも。
通知が来たらすぐに準備できるよう、日頃から記録や体制を整えておくことが大切です。
実地指導は「整えるチャンス」
実地指導は、事業所にとってマイナスなものではありません。
むしろ「運営を見直すきっかけ」や「信頼される施設づくり」につながるチャンスです。
支援の質を高めるためにも、日々の記録や体制を整えていきましょう。
実地指導対策をもっと知りたい方へ
YouTubeチャンネルでは、実地指導の準備や記録の書き方、支援のコツなどをわかりやすく紹介しています。
日々の業務に役立つ情報がたくさんあるので、ぜひチェックしてみてください。
出典:
【放課後等デイサービスの実地指導(運営指導)とは?チェックされるポイントと今すぐできる対策】
https://www.youtube.com/watch?v=Bt5ZyEqQfno